【コラム】君が世界の中心だった頃。相棒・福丸と私の「ふたり暮らし」回想録

今日は少しだけ、

私と福丸の「あの頃」のお話を。

 

今では騒がしい

3人兄弟(?)の長男坊。

 

でも、福丸にも

「世界の中心が僕だった」

時代がありました。

 

私を独り占めして、

私も福丸を片時も離せないくらい

溺愛していて。

 

ずーっと二人一緒だった時。

何をする時も福丸が1番だった時。

(もっちろん今も溺愛中ですが) 

 


見慣れた景色を、キラキラに変えてくれた君

まだワクチンが終わる前、

抱っこで歩いたお散歩道。

 

鼻をぴくぴくさせて、

目をきょろきょろさせて。

 

その小さな背中越しに

世界を見たとき、

気づいたんです。

 

「あぁ、この子がいると、

世界がこんなに

キラキラして見えるんだ」

って。

 

赤ちゃんが生まれた人は

きっとこういう気持ち

なんだろうぁって,,,,

ぼんやり思ったり。

 

(当時私は不妊治療真っ只中。

うまくいかなくて、

子どもは無理かもと思っていました)

 


君の勇気が、私の「一歩」を後押ししてくれた

生後半年を過ぎて、

去勢手術から帰ってきた日。

レスラー福丸。

 

安心感からか、ぐっすり

横たわる福丸を見ながら

「どんなに不安だっただろうか」

「怖い思いをさせちゃった」

「でも、こんな小さな体で

頑張って乗り越えてきたんだよな」

 

その時心が決まった。

「私も、一歩踏み出そう」

 

福丸に勇気をもらって、

この日、私は『体外受精』への

チャレンジを決心しました。

 

福丸がいなければ、

今の娘たちとの毎日は

なかったかもしれません。

 


「相棒」としての凪(なぎ)の時間

どこに行くにも一緒。

何をするにも福丸が最優先。

福丸がそばにいてくれるだけで

満たされてた。

 

どこまでも平和な「ふたり時間」

 

この濃密な土台があったからこそ、

今の、言葉を超えた信頼関係がある。

 


つらかった日々を、一緒に乗り越えて

妊娠発覚後、ずっと吐き通しで

立ち上がれなかった日々。

福丸のお散歩も行けなくて、

毎日「ごめんね」を繰り返してた。

 

つわりが落ち着いて、

やっと外に出れた、

最初のお出かけの日。

福丸のお誕生日を、カフェでお祝い。

 

「待たせてごめんね。

これからもよろしくね」

 

あの日久しぶりにお出かけした時の

風の心地よさと、

福丸の笑顔、

一生忘れません。

 


変わる世界、変わらない温もり

少しずつ大きくなっていくお腹に、

そっと顎を乗せる福丸。

 

「赤ちゃんが出てきたら、

福丸はどう思うんだろう」

 

「寂しい思いをさせちゃうかな」

 

幸せなはずなのに、

どこか申し訳なくて、

不安だったあの頃。

 

でも、そんな時にいつも自分に

言い聞かせていたことがあります。

 

「福丸は、飼い主を選べなかった」

「私が、福丸を選んだんだ」

 

他のおうちだったら、

他の飼い主だったら

愛情を独り占めできたかもしれない。

 

もっと広いお庭があるおうちだって、

毎週お出かけしてくれるおうちだって

あったかもしれない。

 

でも、福丸は我が家に来てくれた。

だから、我が家なりに。

私なりに。

 

「この子だけは、絶対に幸せにする」

 

お腹の鼓動を一緒に感じながら、

私はそう心に誓ったんです。

 


そんな私たちの静かな世界に、

ついに、小さな

「不思議な生き物(赤ちゃん)」

がやってきます。

 

その時のお話は、またの機会に。

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